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執筆者の写真おいちゃん

8.5寸の玉置枠が出来上がってきました。

8寸は枝が太くて丸められないのです。

と言うか

殆どのお客さんが「太いのがイイ」と言う為です。

多分『撓る事への不安』だと思ってます。



玉置枠の標準は9寸。

5分(1.5cm)違いでなんの意味があるのか?


ありませんw



左9寸で右8.5寸

見た目が全然小さく見えるでしょう。

基本へら鮒釣り道具というのは

小さかったり、細かったりする方が

「美しく見える」ものなのです。

それだけです。



9寸枠玉枠を乗せるとこんな重なり具合。



こうやって使いたい人もいるようだが

結構使いにくいです。


玉枠は大きい方がすくいやすいが

小さいほうが軽いのです。

短い玉の柄には

9寸くらいのサイズが似合うと思っています。

それに合わせるために

8寸代の玉置枠を用意している。

執筆者の写真おいちゃん

「どう言う意味ですか?」と聞かれる。

へら鮒釣具の寸法は何故か明治以前の尺貫法で表記される。

竿は丈尺寸だし、枠は尺寸である。

何故か網目はミリw


現在でも竿師と仕事の会話の時は

「何分何厘」で話す。

なぜに今だに竿師のノギスが

「mm」ではないのだか知らないが

計算が弱いおいちゃんは

いささか苦手です。


分落ちは〆た竹の先端と元の太さの差で

テーパーと呼ぶもの。

数値が大きければテーパーが効いている訳で

一昔前はドリルのような竿掛けに人気が湧いた。

しかし、落ちや節数が多いだけでは

希少な竹とは言えない。

理想を言えばそれが首を締めることになるので

あえて言わないが

今では入手が難しい。



竿掛けを購入しに来た時に

真っ先に「ツボ」を見るお客さんもいる。

『知っているんだな~』と心で呟いています。

100人にひとり位w

何かと問われても言えない。

食べ物屋が秘伝のタレの調合を

教えないのと同じ理由です。

執筆者の写真おいちゃん


夏場の結構ハードな地合い用に

高野4本継ぎで作成してもらいました。

11、12尺は元分が結構しっかりした太さです。

こちらは「赤袋」で脇銘無しです。




こちらは2本だけですが「粋」

これも4本継の総高野硬式

硬いです

編み込み握りにチェーンサンドしているので

源一人製竿で一番尺単価の高価な品です。

この上ランクになると

「源竿師」銘になります


硬い高野竹で組んでいますので

かなりパンチがあります。


時間が取れ次第、HPへアップします。

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