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執筆者の写真おいちゃん

万力ちゃんファン倶楽部に於いて

面と当たりの隙間が、美しい竿掛けセットを生むのだと

この数年のアタオカX(旧Twitter)で表現してきたが

木を削り過ぎて右掌が壊れてしまった。

昨日術後1ヶ月検診で医者に

「猿の手(親指)と同じ。最悪の状態。」と言われ

そんなものかと気にもせず。


まだ掌が腫れて痛いので

「モンキー木こり工房」は休業している。

左掌は略、良好。


さて話が逸れたが『美しい竿掛けセット』の肝を

間違えているところがある。

それは何かと言えば

「竿枕がキマっていないと、竿掛け全体がキマラナイ」こと。

実は竿掛け玉口の弓や大砲との面(ツラ)よりも

竿枕の設定がだらしがないとキマラナイと言うこと。


桟橋歩いていて『なんかキマっていないな?』と思う場合

大方は枕がキマっていない。

仮にスローテーパーの掛け本体であっても

ここをきっちりおさえていると

かなり上品な竿掛けセットになる。

ここらへんにも気を配ってみては如何でしょうか。


さて、おいちゃんの店では枕のサイズ分けをしている。



サイズ比較を少し前ならタバコでしていたが

タバコを吸わない人が多くなったので

コーヒーに入れるミルクにしてみた。

左は小サイズで右が中サイズ(標準)

小はかなり小さく、主に80cm台寸法の品に装着させる。


長竿用やカーボン竿掛けで多いマルチ式には

大サイズを装着している。

1本で使用する時には少々大きいが

あくまでも全継ぎしての目的として。

拘る人は中サイズも持てば、なおさらよろしい。




右が大サイズで、左は更に大きい大々サイズ。

芦ノ湖で風が吹いて大サイズでも竿が吹っ飛んだ。

なのでV字を鋭角状にしてツノを伸ばした。




1本で装着すると大きく見えるが(大サイズ)




2本で継ぐとこんなに小さく感じる。



大々サイズに変えると微妙だが存在感が出る。

ツノをもっと長く伸ばせたら良いのだが

角材からの削り出しなので限度がある。

これで竿が飛ぶようならば

風上に向けて枕の角度を回さなければならないw


今回の( ..)φはやたらに長いが

半年研究室を閉めていた分、勢いで( ..)φしてみた。

気狂いになった訳ではない。




執筆者の写真おいちゃん

承言ヒバ万力の「皮貼り風」がリアルになった。



前作まではもう少しベタッ~ってした感じでしたが。

結構良く出来てますね。

作者が好きみたいです。


店で指示するのは

規格・精度・強度だけです。

かなり細かい指摘をしてきて、それが作者の血肉になればよいだけである。

表現力はセンスの問題で

それはどんな物作りでも同じだと思う。




かつての有働ファンならばご存知でしょうが

良材が採れなくなり始めた頃から

ビンテージ風?

ようするに補修痕が増えてきた。

補修は天然素材への補修である。

杜松万力が流行った頃もそうである。

ただ、40年から昔の話で

現在では補修跡が「美」になっている。

デニムの世界と同じ感じか。


万力ページ内でお知らをしましたが

何とか2回にわたる値上げに

販売価格を抑えてきましたが

この度の新作より若干値上げさせて頂きました。

今後もご愛顧の程、よろしくお願い申し上げます。


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