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  • おいちゃん

玉枠

オイちゃんが10代後半の頃に「東与」という玉枠があった。

寿司と同じで、”並” ”上” ”特上” と分けられていて

「東与」の焼印の斜め上に、上と特上は丸く小さくそれが焼印されていた。

まだ2~3本持っている。

40年経っても「変形しない」。

それは”並”であっても狂わない。

竹竿と同じで、最初から曲がっていない材料は

曲がり様が無いと言うことである。

仮に曲がっても、元の姿に戻るという理屈。

枠の場合は正面ではなく垂直の変形ね。

素材と言うより、良材が取れなくなった。

加工する人と言うよりも、素材を切り出す人が略いなくなった。

一部それを取り扱っているお店もある様だが

それは大変希少なことである。

天然素材も置いてますが、正直納品が間に合わない。

そんなんで・・・

カーボンで去年作ってもらいました。

コブは天然風で、枝振りの合わせ技は「東与」風。

東与風というより、理想物理力学形。

コブから出た枝の元が太く、先端に細くテーパーが掛かっています。

カーボン素材じゃ強度的に関係ないんですけど(笑)

雰囲気よ、雰囲気。

コブのデベソには仕付け糸の緩みが無い様に、スリッドを入れてもらった。

塗りは仕上げを入れて下地からで4回。

こだわりの仕上げです。(竿師が塗装してます)

玉枠は「太くて立派な枝ぶりにしてね。」って

お客さんはよく言います。

手元でバタバタ魚が暴れるからでしょう。

魚を沖ですくうへら鮒釣りでは

玉枠は軽くて細身、そして強いが理想なんです。

「こんな物!」と思う方はそれでいいです。

選択は自由ですからね。

ただ、提供する側の思いとして

これはこれと思って、オイちゃんは選択しました。

現時点で木材こそが正しいと言い切る判断と

正確な枠が美しいと思う判断の違いでR。

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